2024.11.16
ブログ
道具のこと
11月も後半、秋も深まってきて本格的な冬が来る前に、バーベキューをしておきたいなとか、庭の落ち葉を掃除しなきゃなとか色々考えています。
何をするにも道具というのは欠かせない存在ですが、お仏壇を作るにも様々な道具が必要です。
そんな中でも今回は蒔絵筆について。
漆で絵を描いて、そこに金粉などを蒔いて表現する蒔絵。
毛足が長くて先の細い、専用の筆を使って描きます。
分解して手入れできたり、毛足の長さを自分好みに調整したりできるのも、蒔絵筆の特徴です。
職人さんの手作りで、とても繊細なつくりをしています。
我々はお仏壇をつくる職人ですが、そこで使う道具や材料に関しても、その道一筋の職人さんが各地にいます。
また、その職人さんを支える職人さんもいることでしょう。
それぞれに歴史や技術の積み重ねがあると思うと、一筆一筆しっかり描こうと身が引き締まります。
いつまでこの筆が手に入るかわからない状況。
大切に使おうと思いますし、なにより道具の本領を発揮させてあげられるよう、自分も頑張らなければと思います。
仏壇工場スタッフ
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